《透明水彩》初心者さんのための独学ではじめる厳選道具一式


NORi
こんにちは、NORi です。

今回のテーマは
『はじめての透明水彩』です。

NORi
私は透明水彩についての予備知識もなく
絵を学んだこともありませんでしたが、

とにかくその美しい色に魅せられて
その感動だけで絵を描き始めました。
 

全くの初心者だった私もこれまで
楽しく絵を続けることができました。

NORi
そこで今回は、

透明水彩を今すぐにはじめてみたい
初心者の方に向けて

美しい発色で綺麗に塗れる
最初の水彩道具一式

をご紹介してみようと思います。
 

独学でも始められるように

最初に知っておくと上手に描ける
コツ等もお伝えできればと思います。

 

《透明水彩》初心者だった私の【絵の具】と【パレット】


わたしは小学校の美術の授業以来、

絵の具を触ったりすることもなく
全く絵に興味ももたずに過ごしていました。
 

それが突然、

大人になってから
透明水彩画を見る機会があり、
 

そのとんでもない美しさに感動して

突然、
絵を描き始めるようになりました。
 

そんな私の
透明水彩との出逢いは

↓こちらで紹介しています。

NORi の水彩画|水辺の風景と睡蓮 ~透明水彩との出逢い~

 

それから10年以上も
絵を続けることになりましたが、

透明水彩の美しい色を眺めていると
今でも本当に感動します。
 

透明水彩といえば

その透明度の高い絵の具が特徴です。
 

早速、

私がはじめて使った絵の具から
ご紹介したいと思います。

(今でも使っている絵の具です。)
 

■ 『絵の具』

NORi の制作風景 by NORi

私が初めて買った絵の具はズバリ

  • ホルベイン透明水彩絵の具18色セット

でした。
 

ホルベインは

1900年(明治33年)に設立の100年以上の
歴史のある日本のメーカーです。
 

また、

高品質で多くのプロの画家に
愛用されている絵の具です。

 

今後、

透明水彩の描き方などを
詳しく学びたいと思ったときにも、
 

本屋さんに置かれている解説書などの
多くが

ホルベインの絵の具を使っていますので、
 

独学で絵をマスターしたい方にとっても

品質的にも
最初の基本の水彩絵の具としても

ホルベインの絵の具を選んでおけば
間違いないと思います。

 

また、

ホルベインは日本のメーカーですので
ほとんどの文房具屋さんや画材屋さんに
置いてあり、

いつでも購入できるので安心です。
 

18色セットには
良く使う色がひととおり揃っていて

これさえあれば
色々なモチーフの絵に挑戦できると
思います。

 

始めたばかりの頃は
これから自分が何を描くかも
想像できませんでしたが、

色々と試しに描いていく中で
ひととおりの色が揃っていて

安心して快適に楽しく
絵を描くことができました。
 

もっと沢山の色の入ったセット
もありますが、

必要になったら好きなものを
少しずつ買い足していく
のが
良いのではないかと思います。
 

慣れてきたら描きたい絵も広がって
使いたい色や『自分のこだわりの色』も
増えてくると思いますので、

それに合わせて
自分の好きな色を画材屋さんで
見つけてくるというのが
楽しいと思います。

【ホルベイン透明水彩】色見本30色・色選び ~ARCHES紙採用~

 

買い足すときは
他のメーカーにも挑戦してみるのも
楽しいです。
 

12色セットだと色が少し足りなくて

早い段階で買い足さないといけない
ということがあるかなと思います。
 

■ 『パレット』

愛用パレット by NORi

絵の具を買ったら
一緒にパレットも購入しましょう。

 

私が最初に購入したのは

  • ホルベインの水彩パレット(アルミ製)

です。
 

上の写真の右側の黒いタイプです。
(内側は白です)
 

私は上の写真のように
何個かパレットをもっていますが、

掃除のしやすさは
最初に買った
ホルベインの黒いパレットが楽です。
 

どのパレットも
絵の具を塗るときには
仕切りの中の絵の具を筆につけ

パレットの広いスペースで
絵の具に水を足して濃度の調整をします。
 

つまり、

パレットの広いスペースは
色の調整に使うので、、

絵の制作が終わったら
(あるいはその日の制作が終わったら)

綺麗にふき取っておくと
次の時に使いやすい
ということがあります。
 

そこで、

アルミ製の黒いホルベインの水彩パレットは
ホーロー加工をしてあるようで、

水のついたティッシュなどで軽くこすれば
簡単に絵の具を取り除くことができて
お掃除が楽でとっても便利です。
 

プラスチックのパレットには
多少の色つきが残ります。
 

今ではプラスチックの色残りは
気にならなくなりましたが、

初めて買おうと思った時は

綺麗に使いたい
という想いが強かったようで、

アルミ製のパレットを買いました。
 

・パレットのサイズと準備

パレットのサイズは、

絵の具が全て収まるサイズの
パレットが良いです。

 

ホルベインの18色を購入した場合は

仕切りが18色以上あるパレットが
良いですね。
 

絵の具とパレットを買ってきたら、

早速、
すべての色をパレットに出します。

 

絵の具のチューブから直接
パレットの仕切りの小さなお皿の中に

1色ずつ入れていきます。

絵の具は溢れない程度に
入るだけたっぷり出してしまって大丈夫です。

 

これで絵の具の準備は完了です。
 

・優れモノ!ふた付き野外パレット。


ピンクのパレットについて
ご紹介しておこうと思います。
 

これはスケッチ旅行のために
準備したパレットです。

目的地は沖縄でした。
 

沖縄の明るい花や
綺麗な海を描くために

画材屋さんで新しく
”南国っぽい ”明るい色の絵の具を
買ってきました。
 

私は当初、

スケッチ旅行にはプラスチック製の
軽い小さなパレットを一枚持って行って、
 

その場で好きな色の絵の具を出して
描けばいいかな、

と考えていました。
 

でも、よく考えてみると、

色を出している途中で雨が降ってきて
移動するかもしれませんし、
 

慌ててパレットごと
リュックに入れたりするかもしれません。
 

帰るときも
パレットを洗い流せる水道が
あるとは限りません。
 

絵の具が溶けている
塗れたままのパレットを

どうすればよいのだろう?
 
そこで、見つけたのが、
ホルベイン画材株式会社が販売している

  • 密閉式水彩パレット
    『Water Color Palette M18』

です。
 

私は赤(M18R)を選びましたが、
青(M18B)しか無いときもありました。
 

18色を納めることができ、
脱着式の透明のトレイが付いています。
 

これに、南国用の絵の具を
たっぷり詰め込んで行くことにしました。
 

そのまま持って行くつもりだった
チューブ式の絵の具たちも

全て置いて身軽に出発することができました。
 

持って行く色を18色に絞って、
身軽にパレット一つに納めました。
 

実際に野外スケッチで使ってみると
とっても便利でした。

 

念のため、
リュックにしまうときには、

使ったばかりの塗れた絵の具の上に
キッチンペーパーを折って
一枚置いてから蓋をしました。
 

キッチンペーパーで中の水分も
ある程度吸収できますし、

密閉式ですので、
外に絵の具が漏れることも
ありませんでした。
 

本当に素晴らしい!
感動のパレットでした。

 

《透明水彩》初心者だった私の【紙】と【木製パネル】と【水張りテープ】

紙の準備の様子 by NORi

絵の具の準備と一緒に進めたいのが
紙えらびです。
 

実は、
絵の具と同じくらい

もしかしたら
絵の具以上に大切なのが
紙選びなのです。

《透明水彩》紙のサイズ一覧(500号まで)・紙の種類と選び方

 

画材屋さんに行くと
本当に沢山のスケッチブックが
ずらりと並んでいて

どれを選んだらいいのか
全くわからない

というのが
正直なところではないでしょうか。
 

プロの画家さんがお勧めしている
紙だけでも種類が沢山ありますから、

本当に悩ましいところです。
 

とはいえ、
何かを選ばないといけないので、

ここでは
わたしが初めて買った紙
(今でも使っている紙)を

ご紹介したいと思います。
 

■ 『紙』

愛用している水彩紙 by NORi

私が初めて購入した
水彩紙は

  • アルシュ 細目(ARCHES coldpress)
    300g/cm2

好きなサイズのブロックタイプを購入して
一枚一枚水張りをして使っています。

【基本の水張り】簡単な水張りのやり方 ~霧吹き・刷毛不要~

 

なぜ紙えらびが大切なのかと言えば、

絵の具の発色が
紙によって変わるからです。

《透明水彩とは?》絵の具の特徴・技法の種類・道具選びまで

 

また、

紙の水含みの良さや
水の吸収の速度、

紙の表面の肌目の雰囲気や
傷のつきにくさなど
 

紙のよって独特の癖があり、

技法との相性などで
それらの癖を愛してやまないファンが

自分の好みの紙をリピートして買うのです。
 

つまり、
紙によって作品の仕上がり
制作の仕方は全く変わるということです。

 

以上のポイントをまとめますと、

  • 絵の具の発色が美しい紙
  • 様々な水彩の技法に挑戦できる丈夫な紙
  • 紙の表面の肌目や紙の色が好みに合う紙

といったところです。
 

画材屋さんのスタッフの方に相談して
選ぶのも良いと思います。
 

■ 『木製パネル』と『水張りテープ』

普段つかっている木製パネルと水張りテープ by NORi

紙と一緒に購入して頂きたいのが
木製パネル』と『水張りテープ』です。
 

透明水彩絵の具は
高い透明度が特徴ですが、

薄く塗り重ねたり
ぼかしやにじみの技術を
多く使います。
 

そのときに必要なのがたっぷりの水です。
 

そのたっぷりの水で溶いた
絵の具を紙の上に塗ると

紙は波打ってしまいます。
 

たとえ
ブロックタイプの紙でも

たっぷりの水を使う
透明水彩では

どうしても
やはり紙が波打ってしまいます。
 

そこで必要なのが

紙をしっかり固定する
水張りという方法です。
 

水張りには
軽くて丈夫な『木製パネル』と

塗れた紙を木製パネルに
しっかりと固定する『水張りテープ』が

必要です。

【基本の水張り】簡単な水張りのやり方 ~霧吹き・刷毛不要~

 

水張りでしっかり
波打たない紙を用意しておくことが

基本的な水彩の準備となります。
 

《透明水彩》初心者だった私の【筆】と【水入れ】と【スポイト】

コリンスキーの筆でひまわりの絵を描いているところ by NORi

透明水彩で作品の仕上がりに直結する
大切な道具といえば、

  • 絵の具

の3点です。
 

ここからは

筆の選び方についてご紹介します。
 

■ 『筆』

透明水彩を始める際に
最初に勧められたのが

コリンスキーという
動物の毛でできた筆でした。
 

コリンスキーの毛は
水の含みが大変よく

また適度なコシがあり
水彩に適していることが分かっています。
 

ゆっくりと美しく
色を塗ることができます。
 

最初にしっかりした筆を
1本準備しておくと

本当にスムーズに
絵を描くことができるので
お勧めです。
 

私が初めて買った筆は、

  • ラファエル水彩筆8404シリーズ
    (4号サイズ)

です。
 

ラファエル社というのはフランスにある
創業1793年の老舗の筆専門メーカーです。

200年以上も
一本一本手作業で作られているそうです。
 

コリンスキーの毛の持つ良さを
最大限に活かした筆作りで、

中でも8404シリーズは定番の人気商品です。
 

使い心地の良さは本当に素晴らしいです。
 

わたしは
この一本を基本として、

必要な時に少しずつ
必要なサイズの筆を追加していきました。
 

コリンスキーにこだわらず、
色々な筆を試してみました。
 

大きなサイズの絵を描くようになってからは
刷毛を使ってみたり、

細かい線をしっかり描きたいときには
面相筆を使ったり、
 

白抜きをしたいときには
ナイロン製のコシの強い筆を買いました。
 

描きたい絵があるからこそ

それに合わせて道具や技術の幅も
広がっていくものです。
 

自分のペースで

ぜひ楽しんで
道具を増やしていってみてください。
 

■ 『水入れ』

わたしは小学校の時に使った
黄色い丸い形の水入れを買いました。

 

なんだか懐かしくなって
それを選びました(^-^)
 

水入れはなんでも良いのですが、

3つ以上の仕切りがあるものが良いです。
 

  • 筆を洗う水
  • 絵の具を溶く水
  • 綺麗な水

の3つの使い方が必要になるからです。
 

■ 『スポイト』

愛用しているスポイト by NORi

スポイトはあると大変便利です。
 

パレットの上で
絵の具を水で溶く際に

適量の水を
すぐに追加することができて

スムーズに
色づくりをすることができます。
 

ぜひ、
一緒に購入してみてください。
 

《透明水彩》初心者だった私の【タオル】と【キッチンペーパー】と【ドライヤー】

ここからは

実際に絵を描くときに
必要になるものをご紹介します。

 

まず【タオル】です。

タオルは水入れの下に敷いたり、

洗った筆の水分を取り除くために
使います。
 

【キッチンペーパー】は
絵の具を塗りすぎた時に

紙の上で軽く押さえるだけで
簡単に絵の具を吸い取ってくれる
便利グッズです。
 

【ドライヤー】は
絵を乾かすために使います。
 

実は透明水彩は
待ち時間との闘いです。
 

色を綺麗に塗り重ねたい場合、

完全に乾かさないうちに
色を重ねてしまうと

紙の上で色が濁ってしまうため

一晩置いて完全に乾かしてから
続きを制作する

ということは良くあることです。
 

ただ、

『 小さな面積の部分だけ
先に乾かしてしまいたい。。。』

『 半分くらい乾いてきたけど
あとちょっと。。。』

という時などに
ドライヤーの助けを借りると、
 

乾燥時間を短縮して
制作を続けることが出来るので

そのようなときには
普段使っているドライヤーで良いので、
弱めで慎重に乾かしてみてください。

 

《透明水彩》初心者だった私の【スケッチブック】と【鉛筆】と【練り消しゴム】

クルミのデッサン by NORi

ここまでは、

実際に水彩紙に絵の具で塗る
という制作段階において
必要なものをお伝えしてきました。

  • 【絵の具】【パレット】
  • 【紙】【木製パネル】【水張りテープ】
  • 【筆】【水入れ】【スポイト】
  • 【タオル】【キッチンペーパー】【ドライヤー】

 

ここからは

何を描こう?というところです。
 

そこで、
まずは【スケッチブック】に

下書きを色々と描いてみるところから
はじめることをおすすめします。
 

水彩紙の上に直接下書きをするのは
透明水彩ではかなり上級者の技かな
と思います。

 

なぜならば、

透明水彩絵の具はとても透明度が高いので、
下書きの線も透けて見えます。
 

あえて鉛筆の線を活かすにしても

一本線できれいに線を引いた下書きでなければ
透明水彩絵の具の色が負けてしまいます。
 

また、

紙の上に描いた鉛筆の線の上から
絵の具を塗ると、
 

絵の具の水分で
鉛筆の黒鉛の粉が溶け出して

せっかくの透明度の高い絵の具が
グレーに濁ってしまいます。
 

水彩紙に鉛筆で下書きをするにしても、

あらかじめ鉛筆の上から【練り消しゴム】で
余計な黒鉛を取ってから
絵の具を塗る、といった一工夫が

必要になってくると思います。
 

そこで今回は、
まずは
スケッチブックで下書きをして、

 

その下書きを基に

綺麗な線だけで水彩紙に下書きを転写する
という方法をお勧めしたいと思います。
 

■ 『スケッチブック』

愛用しているスケッチブック by NORi

私が愛用しているスケッチブックは
上の写真の

  • maruman ARTIST DRAWING

です。
 

紙質はとても良く
描きやすいです。
 

デッサンなどを練習したい方にも
ぴったりです。
 

しっかりしたハードカバーで
持ちあるくのにも便利ですし、

ひも付きでおしゃれです。
 

紙の肌目も素敵なので、

鉛筆でちょっと描くだけで
とても素敵に見えます。
 

わたしはこのスケッチブックを

鉛筆画や色鉛筆などを使った
絵日記帳としても使っていました。

 

描きやすくてとてもお勧めです。
 

■ 『鉛筆』

愛用している鉛筆と試し書きの様子 by NORi

スケッチブックと一緒に揃えたいのが
【鉛筆】と【練り消しゴム】です。
 

私が愛用している鉛筆は

  • 三菱鉛筆ハイユニ

です。
 

上の写真のように
鉛筆の濃さによって

10B ~ 10H まで、全部で22本あります。
 

鉛筆の硬さ(濃さ)の表記法は、
軟らかい(濃い)ほうから順番に

10B、9B、8B、7B、6B、5B、4B、3B、2B、B、
HB、F、H、2H、3H、4H、5H、6H、7H、8H、9H、10Hです。
 

この鉛筆を使って
素描画や水彩画の下絵を描いています。
 

Bは軟らかくて線が太く黒色が強調されやすく、
Hは硬くて細くシャープな線になります。
 

使う鉛筆によって筆跡も変わってきます。
 

まずは 2B、B、HB、Fあたりを1、2本、

陰影を強調したいときのために
少し濃い4Bが1本あればいいかもしれません。
 

デッサンに力を入れて
少し勉強してみたいなと思ったら
さらに増やして
揃えてみるといいと思います。
 

鉛筆の選択肢の幅の広さによって、
自分の好みの鉛筆を選ぶことができ、

描く楽しさが大きく広がるのはもちろん、
デッサンのクオリティも
全く違うものになります。
 

鉛筆の世界も
本当に素晴らしいですよ。
 

上の写真は
三菱鉛筆ハイユニの10B ~ 10H までの鉛筆の、

描き心地と硬さ・濃さを試したノートです。
 

この表を作ったお蔭で、
イメージに近い色の濃さ(線の細さ)の鉛筆を

比較的すぐに選べるようになりました。
 

このような基礎的な部分を抑えることは
遠回りのように見えて、

実は圧倒的なショートカットを生み出す力に
なるのかもしれないと

感激したのを覚えています。
 

■ 『練り消しゴム』

愛用の練り消しゴム by NORi

練り消しゴムは
普通の消しゴムに比べて柔らかく、

鉛筆の線を消す際には
鉛筆の線をこすらずに
線の上から軽く押しつけるようにすると

紙の表面を傷めずに
鉛筆の線を少しずつ取り除くことができる

というものです。
 

鉛筆でも絵の具でも
絵を描く際には

紙の表面の状態をなるべく傷めないことが
絵の表現の幅を広げ

長く丁寧な創作を積み重ねていけるので
仕上がりの美しさに直結してきます。
 

また、
練り消しゴムは柔らかいので
形を自由に変えることができます。
 

鉛筆で描きすぎたところや
少しだけ鉛筆を落として光を表現したいとき

消す場所が小さかったり細かったりしても
練り消しゴムで形を作ってピンポイントで
鉛筆を取り除くことができるので、

制作のための道具としても欠かせません。
 

《透明水彩》初心者だった私の【トレーシングペーパー】と【カーボン紙】

普段使っているトレーシングペーパー by NORi

スケッチブックに色々と絵を描いてみて
水彩画にしてみたいなと思ったら、

そこではじめて
水彩用に下絵を作っていきます。
 

その前に
水彩紙を水張りしておきます。

水張りをしておくと
安心して色を塗ることができます。

【基本の水張り】簡単な水張りのやり方 ~霧吹き・刷毛不要~

 

水彩紙の準備が整ったら

いよいよ
水彩紙に下絵を写していきます。
 

使うのは

  • トレーシングペーパー
  • カーボン紙
  • 鉛筆 or シャープペン(HBあたり)
  • 消しゴム(普通のものでOK)
  • マスキングテープ or セロハンテープ
  • 水張りを済ませた水彩紙
  • 0.5mm以下の細い赤ペン

です。
 

はじめはメーカーなどは
特に気にしないで良いかと思いますが、

【トレーシングペーパー】は
スケッチブックよりも
少し大きめのものを買っておくと良いです。

 

また、
【カーボン紙】の色は水彩紙に残ります。
 

なるべく薄く転写しますが、

絵の雰囲気に合わせて色を選んでおくと
目立たなくて良いです。
 

例えば、
赤い花の絵を描きたい場合、

黒のカーボン紙だと
黒い線が最後まで残って目立つので、

赤色のカーボン紙を選ぶと良いです。
 

また風景や建物などの場合、

青色のカーボン紙を選んでおくと
青色の線が葉っぱの緑などと相性も良く
お勧めです。
 

■ スケッチブックの絵を水彩用の下絵にする

スケッチブックに描いた『ザクロ』のデッサン by NORi

ここからは

スケッチブックに描いた下書きの絵を
水彩用の下絵にする方法です。

 

まずは、
スケッチブックに描いた下書きの絵の上に
【トレーシングペーパー】を1枚置いてから、

スケッチブックと
【トレーシングペーパー】がずれないように
テープで抑えて固定します。
 

それから
【トレーシングペーパー】の上から
綺麗な1本線で
絵の輪郭や細かい部分を丁寧に

鉛筆でなぞっていきます。
 

この線が
水彩紙に転写する下絵になります。

 

間違ったら消しゴムで消して
綺麗な1本線で描くようにして

絵の輪郭や細かい部分を丁寧に
なぞっていきます。
 

完成したら
【トレーシングペーパー】を少しめくって
スケッチブックの下書きから浮かせてみて、

【トレーシングペーパー】に
描き忘れている部分がないか確認します。
 

綺麗に書き写せていたら、
【トレーシングペーパー】を
スケッチブックから外します。

綺麗な下絵の完成です。
 

■ 水彩紙へ下絵を写す

トレーシングペーパーに写しているところ。 by NORi

次は、

【トレーシングペーパー】に
書き写した下絵を

水彩紙に転写する方法です。
 

水張りを済ませて
完全に乾かした

ぴーんと張った綺麗な水彩紙の上に
(木製パネルの上に張られた状態のまま)

さきほどスケッチブックの下書きを
書き写した【トレーシングペーパー】を
置きます。
 

【トレーシングペーパー】に写した
下書きの絵柄が
水彩紙の上でちょうどよく配置されるように

【トレーシングペーパー】の位置を
検討します。
 

【トレーシングペーパー】の位置が
決まったら

テープで【トレーシングペーパー】を
木製パネルの上で固定します。
 

この時、
できれば水彩紙の上に
テープを留めないほうが良いです。
 

テープは木製パネルのどこかに
留めるようにして

【トレーシングペーパー】を固定
しましょう。
 

次に、
水彩紙と【トレーシングペーパー】の間に
【カーボン紙】を1枚敷きます。
(カーボンが下側にくるようにします)
 

その状態で
【トレーシングペーパー】の上から

まずは目立たない端っこのところから
細い赤ペンで
【トレーシングペーパー】の下絵を
1cmほどなぞります。
 

【トレーシングペーパー】と
【カーボン紙】をめくって

今、水彩紙の上についた
カーボン紙の線を確認します。
 

カーボン紙の線は
ぎりぎり下絵が分かるくらいの薄さが
理想です。

線が目立ち過ぎないように
細いペンで軽くなぞるのが良いです。
 

カーボン紙の線が濃いようでしたら
赤ペンでなぞる力加減を弱めて

目立たないところで
何度か線の濃さを確認します。
 

あまり薄すぎると
これまた下絵の意味がありません。
 

力加減が分かったら

そのまま
全体をなぞります。

なぞり忘れがないように
赤いペンを使っています。

 

【トレーシングペーパー】の下絵を
全てなぞって

水彩紙に転写できたら完成です。
 

色塗りのコツなどは
↓こちらでもまとめております。

《透明水彩とは?》絵の具の特徴・技法の種類・道具選びまで

【透明水彩の塗り方動画】絵の具の塗り方・技法・スケッチ

 

《透明水彩》初心者だった私の道具一式 -《まとめ》

  • 透明水彩の特徴にあった道具選びが大切です。
  • 基本的な知識を学びながら準備を進めれば余計な失敗を回避でき、楽しく絵をスタートできます。
  • 定番商品や人気商品はやはりそれなりの理由があります。

 

NORi
今回は

美しい色で上手に塗れるための
透明水彩の基本的な道具一式

ご紹介しました。
 

最初にきちんとした道具を
ひととおり揃えて

安心して楽しく
水彩画をスタートできますように。