【透明水彩絵の具の使い方】色の塗り方・塗る順番・パレット


こんにちは、NORi です。

今回のテーマは
『パレットの準備と色の塗り方』です。

水をたっぷり使う透明水彩は、

美しい色がふんわりと重なる
やわらかい表現や

薄塗りの
淡い色のグラデーションが
とても綺麗です。
 

透明水彩で絵を描くためには
水と絵の具との相性に合った
適切な紙・筆・絵の具が欠かせません。

そこで今回は、
透明水彩で絵を描く前に知っておきたい

  • パレットの準備の仕方
  • 基本の色の塗り方
  • 色塗りの順番

について
ご紹介していこうと思います。

 

【水彩絵の具の使い方】- 必要な道具を揃える。


まず基本となるのは

  • 絵の具

です。

他にも
パレットや筆を洗う水入れなども
必要です。
 

初めての方は画材屋さんに行っても
品揃えの多さに
迷われることもあるかと思います。

どこの画材屋さんでも見つかる
有名なメーカーが【ホルベイン】です。
 

【ホルベイン】は日本のメーカーで
高品質な画材を
お手頃価格で提供してくれているので、

【ホルベイン】の画材からスタートするのが
安心かもしれません。
 

いくつか押さえるポイントがありますので、
↓こちらもご参考になさってください。

《透明水彩》初心者さんのための独学ではじめる厳選道具一式

また、
お勧めするのが一番難しいのが
紙です。

これは使う技法や塗り方のクセ、
自分の好きな紙の質感や色などによって
選ぶ紙が変わるからです。
 

画材屋さんに行って
おすすめの紙を聞いたり
心配な点などを相談すると良いと思います。

私は絵を始めた頃は
毎回のように
優しそうな店員さんに声をかけて

色々と教えてもらいながら
画材を揃えました。
 

私が気に入っている紙は
ARCHESというフランス製の紙です。

ARCHES紙(300g/m2)coldpress

とても丈夫な紙で
水をたっぷり使って淡い色の絵の具を
何度も塗り重ねたりする場合にも
本当に綺麗に仕上がります。

紙選びについては
↓こちらにもまとめました。

《透明水彩》紙のサイズ一覧(500号まで)・紙の種類と選び方

画材がひととおり揃ったら
まず最初にやるのが

パレットに絵の具を並べることです。
 

ここからは
2種類のパレットの準備の仕方を
ご紹介していきます。
 

【水彩絵の具の使い方】- 仕切り付きパレットの使い方

愛用パレット① by NORi

絵の具と一緒に購入しておくといいのが
パレットです。
 

ここでは
長く使えるパレットとして

上の画像にあるような
絵の具を沢山おさめることができる
通常のパレットをご紹介します。
 

パレットを開くと
絵の具を並べて入れられる
仕切りがついています。

絵の具とパレットが揃ったら
まず最初にやる準備は
絵の具をパレットに並べることです。

 

絵の具のチューブをゆっくり押しながら

直接パレットの仕切りの中に
垂らして入れます。

ひとつの仕切りに1色ずつ
絵の具を入れていきます。
 

隣の仕切りに絵の具が溢れない程度に
仕切りの8〜9割り位の高さまで
たっぷり入れて大丈夫です。

 

全ての絵の具を仕切りに入れたら
サランラップで全体を覆って

それぞれの仕切りに入れた絵の具の塊を
ひとつひとつサランラップの上から
軽く押さえるようにすると

絵の具の表面が平らになって
パレットに綺麗におさまります。

その後
サランラップは捨てます。
 

以上で準備完了です。

絵を描く時には
筆でこのパレットから絵の具を
少しずつ取って

パレットの広いスペースのところで
絵の具を水で溶いて薄めたり
絵の具を足して濃くしたり
混色したりします。
 

パレットの絵の具は
最初は柔らかい状態ですが、

日が経つと
乾燥して固まっていきます。

それで大丈夫です。
 

パレットの仕切りの中で固まっても
絵の具に水を少し垂らして

筆で溶きながら使うことができます。

この時、
スポイトがあると便利です。

パレットの広いスペースで
絵の具の濃度を調整しますが、

その日の制作が終わったら
濡れたキッチンペーパーなどで
拭き取っておくと良いです。
 

仕切りの中の絵の具も同様に

他の色と混ざったりして汚れた部分は
濡れたキッチンペーパーで拭き取って
おくと良いです。

次に使う時に綺麗なパレットで
すぐに作業に取り掛かることができるので
おすすめです。
 

このような後片付けのことを考えると
プラスチックのパレットよりも

ホーロー加工のアルミパレットのほうが
掃除しやすいのでおすすめです。
(下の写真右の黒いパレット)

ホーロー加工のアルミパレットは
濡れたキッチンペーパーなどで
軽く拭き取るだけで簡単に綺麗になります。
 

【水彩絵の具の使い方】- お皿型パレットの使い方

愛用パレット② by NORi

水をたっぷり使って絵の具を溶いたり
色々な色を使って絵を描いていくと

仕切り付きパレットの
空きスペースだけでは手狭になってきます。
 

そんな時は
お皿型のパレットが重宝します。

私は良く使います。
 

上の画像のようなお花型のパレット

いくつか仕切りのついた
トレー型のパレットなどがあります↓

愛用パレット③ by NORi

毎回、
使う分だけ絵の具を出して
絵を描きたい場合など

このような
お皿型のパレットはとても便利です。
 

終わったら綺麗に洗いますが
プラスチックは多少色残りがあります。

気になるようでしたら
色残りした部分には

次回も近い色相の絵の具を
入れるようにすると
安心かもしれません。

 

【水彩絵の具の使い方】- 色の塗り方《ぼかし・にじみ・たらし込み》


透明水彩では
絵の具を水で溶いて塗るため

ぼかし、にじみ、たらし込み
などの技法を知っておくと便利です。

《透明水彩とは?》絵の具の特徴・技法の種類・道具選びまで

紙を水だけで
一旦濡らしておいて

そこに絵の具を垂らすと
どのような模様になるのか

練習しながら
観察するのが早道です。
 

ここは紙をケチらずに
のびのびと塗る練習をしておくと
良いと思います。

のびのびとしたタッチの表現に慣れておく
作品のモチーフに合わせて
様々な筆づかいに挑戦できるように
なります。
 

ここでは2つの練習パターンを
ご紹介してみます。

 

①水を塗ってから、絵の具を垂らす練習

まず、「にじみ」の練習です。
 

綺麗な筆に水だけを含ませて
その筆で紙に水だけを先に塗ります。

 

水彩紙には撥水性があるので
すぐには水は浸透しません。

様子を見てると
徐々に水が紙に吸収されていきます。
 

そこに
好きな絵の具を好きな濃さで
好きなタイミングで
垂らしてみます。

先に濡らした紙の
水分量によって

次に垂らす絵の具の
広がり方やにじみ方が変わります。

 

また
先に濡らした紙の
乾き具合(紙への浸透具合)によっても

次に垂らす絵の具の
広がり方やにじみ方が変わります。
 

少し時間をあけて
同じように絵の具を垂らしてみると

また違った雰囲気で
絵の具が広がっていく様子がわかります。
 

いったん落とした絵の具は
触れません。

放っておくと
自然に広がりますので

慌てて触らずに
「このまま自然に任せるとどうなるか?」
完全に放置して様子をみます。

 

最初に水だけで紙を湿らせますが、
その乾き具合で
垂らした絵の具の広がり具合が
変わっていきます。

絵の具を垂らすタイミング
(紙の吸水具合)を
少しずつずらして

色が自然に広がる様子を観察します。
(完全に乾くまで放置します)
 

絵の具の濃度も変えて
同じような実験を繰り返すと

水と絵の具の使い方に
だいぶ慣れてくると思います。
 

②絵の具を塗ってから、水で伸ばす練習

今度は、「ぼかし」の練習です。
 

好きな絵の具をパレットから選び
パレットの広いスペースなどに
筆で少し絵の具を取り分けます。
 

スポイトや筆先に水を含んで
取り分けた絵の具に
少しだけ水を足します。

絵の具を濃い目に溶きます。
(絵の具が均質になるまで
筆とよくなじませます)
 

パレットの横に
筆を押し付けるようにして
筆から余計な絵の具を取り除き、

そのまま
直径3cmくらいの円を
水彩紙に描いて内側を塗ります。

 

水彩紙は撥水性があるので
すぐに絵の具は吸収されません。

横から見た時に
絵の具がぽっこりと
山のように盛り上がるのは
絵の具の量が多すぎます。

一度、ティッシュで取り除いて
もう一度、塗り直します。
 

逆に、
水彩紙の上で
絵の具が擦れる場合は

絵の具の量が少なすぎます。

筆にもう少し絵の具を含ませて
上から絵の具を足します。
 

横から見て、
絵の具が平らに薄く塗れていて
紙がしっとりと湿っている状態が
良好です。

ここまで上手くいったら、
すぐに筆を何度も綺麗に洗って
筆から完全に絵の具を取り去ります。

絵の具の着いていない
他の筆を用意しても良いです。
 

その綺麗な筆に
水を少しだけつけます。

そして、
軽くキッチンペーパーなどで
筆先を当てて

余分な水を取り除きます。

その筆で水彩紙の上です~っと
10cmほど線を引いたら
筆の水が無くなる程度の水分量だけを
筆に残します。

(何度かやるうちに
筆の水分量も調整できるようになります)
 

その筆で
さきほど紙の上に塗った
円の端っこ5mmくらいの絵の具

円の外側の紙の方へと
1cmくらいずつ伸ばすように
絵の具を一周分、広げていきます。
 

すると
円の中心は濃い色のまま残り、

円の外側は水でぼかしたため
グラデーションが出来ます。
 

円の一周分 1cm 伸ばしたら
またすぐに筆を綺麗に洗います。

そしてまた
先ほどと同じように
筆に水だけ含ませて、

余計な水分を取り除き
必要な水分量だけを残した筆で

今 1cm 伸ばした円の
さらに端っこ5mmくらいの絵の具を

円の外側の紙の方へさらに1cmくらい
伸ばすようにします。
 

これを端っこの色が透明に近くなるまで
何度も丁寧に繰り返すと
なめらかに色のグラデーションが
ついた円が出来あがります。

 

これは
最初に塗った円の絵の具の濃度と
ぼかしのための筆に含まれる水分量を
調整することで
綺麗に仕上げられるようになります。
 

このように水を上手く使って
絵の具の濃淡や
絵の具の動きを調節できるようになると

水彩画らしい柔らかい表現で
絵を描けるようになります。

パンジーの水彩画|花と葉っぱの塗り方動画《下絵と試し塗り》

 

【水彩絵の具の使い方】- 色の作り方《混色・重色》


ここからは
色の作り方です。
 

色の作り方には
大きく分けて2種類あります。

  • 単色を使う
  • 混色して使う

 

例えば
オレンジ色を塗りたい場合に

オレンジ色の絵の具を買ってきて
それだけ単色で使うか、

黄色と赤色を混色して作った
オレンジ色を使うか、

ということです。
 

おすすめは
まずは単色の絵の具を買ってきて
そのまま使うことです。

このためにも絵の具は
良く使いそうな色がひととおり揃っている
絵の具のセットを買っておくといいと思います。
 

自分で混色すると
どうしても色が暗くなり
濁りやすいためです。

【色彩科学】黒く濁らない混色のコツ。~減法混色と三原色~

ちなみに私は
ホルベイン透明水彩絵の具18色セット
でスタートしました。

ひととおり基本の色が揃っていて
おすすめです。
 

実際には、

単色の絵の具を使っても
紙の上で徐々に色が重なっていくので、

明るい色をそのままキープするように
工夫したり、

色を重ねながら
陰影を深めていったりしますが、

できるだけ
使う色数は少ない方が
色の調整はうまくいきやすいです。
 

そのため
作品の制作において
混色を基本として塗り重ねるよりも

単色を使って色を重ねる方が
繊細な表現が作りやすいかと思います。
 

例えば
カゲをつけたいときも

最後にうっすら青系の単色を
薄く塗り重ねるだけで
ずいぶん雰囲気が出ます。
 

もちろん
強い陽射しを表現したい場合などには

影の暗さも強くはっきり塗ると
効果的ですから、

そのような時は
単調にならないように

作品の中で使った絵の具から
2〜3色以内を混色して
より暗い色を作ってみるのも素敵です。

【水彩画のための影の塗り方】陰影の付け方とグリザイユ技法

 

【水彩絵の具の使い方】- 色見本の作り方。

色見本の制作風景 by NORi

上記の
「ぼかし」や「にじみ」の色塗りの練習や
混色の試し塗りは

制作前に
使う予定の色で
もう一度やってみるのがお勧めです。
 

作品のたびに
このような練習シートを作っておくと、
自分だけの色見本帳になります。
 

絵を描く前に
試し塗りの感覚でひととおり
絵の具の色や伸び具合を確認しておくと

安心して色塗りが楽しめます。
 

今みていただいております
私のホームページのタイトルにも
ありますように、

実はわたしは
『絵の具を100色買いました』
 

ある日、自分の絵の具箱に
100色も絵の具があることに気がついて
少しびっくりしました。

なぜ、
そんなに絵の具を揃えることになったのか
と言えば、

色の研究をしたかったからです。

【ホルベイン透明水彩】色見本30色・色選び ~ARCHES紙採用~

透明水彩絵の具にも色々なメーカーがあり、

実は
名前が同じ絵の具でも
メーカーによって色が少し違うのです。
 

同じ名前なのに
かなり色味が違うこともあって
これはちょっと驚きでした。

 

混ぜて色を作る際には、
絵の具同士に
相性があることも分かりました。

なめらかに混ざり合っていく絵の具もあれば
途中でシミのようになって
意図しない形が残ってしまうものもありました。
 

そんなことがだんだんわかってきて、

自分の持っている絵の具だけでなくて
少しずつ絵の具を買い足して

実際に発色を調べるようになりました。
 

新しい絵に取り組む際には

事前に
作品に合った色のコンビネーションを
自分で探すことができるようになり、

少しずつ色の表現の幅が
広がっていきました。
 

色見本の作り方は
テーマがあると良いです。

たとえば
新しい作品で水を描きたい場合、

本番と同じ種類の紙で

水を描くというテーマに絞って
滲み(にじみ)や暈し(ぼかし)の技術を
色々と試しながら、

絵の具の組み合わせの相性などを
確認します。
 

色の組み合わせ方や色の配分、
絵の具を溶かす水分量、
塗り重ねる順番などを変えていくことで

色の表現は無限に広がっていくのが
分かります。
 

本番の紙と同じ種類の紙を使うのにも
理由があります。

例えば
私の愛用しているARCHESという紙にも
粗目・細目・極細目といった種類があり、

それぞれ紙の吸水性が異なります。

すると絵の具の表情も違うのです。
 

紙が違うと
色の塗る順番や

技法まで変えなくてはなりません。

色見本を作りながら
テーマに合った表現ができない
と感じたら
紙を変える事も考えます。

 

絵の具を溶くための水の量や、
技法自体を変えながら、

最適な表現をするための
『紙』と『技法』と『絵の具』
の組み合わせを選定するつもりで
試していきます。

 

どんな色味が作品のイメージに合うのか、
その色はどのメーカーのどの色と
相性が良いのか、

イメージに近い混ざり合いが実現するのは
どの絵の具か、

選んだ紙の上で一番綺麗に発色する絵の具は
どれか。
 

実際に用いる紙で
そういったことをテストしながら

実際に使う絵の具を決めていきます。

このような事前の下準備があると
透明水彩の美しさを最大限に活かした
作品づくりに近づくことができます。

ここが
透明水彩の難しさ
でもあるのかもしれません。

透明水彩と不透明水彩|塗り方の違いや難しさ〈混ぜるも可〉

わたしは
作品のイメージにびったりの表現方法が
具体的に決まるまで

このような色の研究(色見本づくり)を
何度も試し塗りを繰り返すのですが、

美しい色に埋もれるように過ごす
この色の研究の時間が

その後の制作を決定づける
大切なプロセスになっています。
 

何か新しい作品を手掛けるたび、
毎回この作業をするのですが、

色の美しさには本当に毎回、感動します。
 

どの色も本当に美しく、
色の研究は本当に楽しい作業です。

紙と絵の具の相性から
技法の選定までが終わったときには、

作品の完成イメージが頭の中に浮かび上がります。

この試し塗りの成果を基に、
いよいよ本塗りに入っていきます。
 

【水彩絵の具の使い方】- 色の合わせ方《配色・トーン》


実際の絵の制作には
様々な色を使います。

そんな色の組み合わせや配置
絵の雰囲気を変えることもあります。

配色の仕方ですね。
 

トーン(彩度と明度)を揃えると
絵の全体の雰囲気に調和が生まれます。

【色彩科学】心で感じ色を奏でる|十二トーンとPCCS色相環

逆に色相差が大きい色を隣に組み合わせると
互いに色味を強調したり、
より鮮やかに見せたりすることができます。

例えば、
補色対比というものがあります。

ただでさえ赤色は目立ちますが、
補色である緑色を近くに配置すると
より鮮やかな赤色に見えます。
 

このような効果も知っておくと
色の選び方によって

絵の主役のモチーフに
より注目してもらう表現もできます。

《色彩科学で紐解く絵画》混色の限界を超える?スーラの点描画

 

【水彩絵の具の使い方】- 色塗りの順番《2パターン》


絵の具は基本的に
混ぜれば混ぜるほど
色が暗くなっていきます。

これは
色材の減法混色の原理
と呼ばれるものです。
 

『減』は
混色によって色の明るさが減っていく
という意味です。

この原理を知っておくと
最初は明るく鮮やかな色を使って
塗るのがコツということになります。

一度暗くなった絵を明るくすることは
難しいからです。

【色彩科学】黒く濁らない混色のコツ。~減法混色と三原色~

透明水彩では
明るい色を画面いっぱいに薄く塗り始め、

徐々に細部を意識しながら
色を濃くしていきます。

そして最後に暗い色で陰影を描く
というのが失敗しにくい順番と
いえます。
 

陰影の色は混色することで
自然に暗くなるので、

単色のグレーで陰影をつけるよりは
ここまでで使ってきた色を組み合わせて

陰影を表現すると調和と深みのある
絵に仕上げることができます。
 

ところが実は
最初に陰影を塗ってしまう方法もあります。

これは
グリザイユ技法といいます。
 

単色(グレーやセピア色)で
グラデーションをつけながら
最初に陰影を描いてしまいます。

モノクロ写真のような
立体感を先に描くことで、

あっさりとした明るい色彩を塗るだけで
充分迫力のある絵に仕上がる
という利点があります。

【水彩画のための影の塗り方】陰影の付け方とグリザイユ技法

最初に陰影を塗ってから
明るい色彩であっさり仕上げるもよし。

前者のように
明るい色から塗って、
最後に陰影でニュアンスをつけるもよし。
 

塗る順番で
絵の雰囲気が変わるのも
感動的ではないてしょうか。

塗り方にもよりますが、
絵を乾かすタイミングを適切に取ることも
水彩画のコツと言えると思います。

【透明水彩の塗り方動画】絵の具の塗り方・技法・スケッチ

 

【水彩絵の具の使い方】- まとめ


  • 透明水彩絵の具を買ったら、まずは仕切り付きパレットに綺麗に入れます。お皿型パレットも1つは持っていると重宝します。
  • 透明水彩の色塗りのコツはとにかく水をたっぷり使って絵の具の美しい発色や混ざり具合を知っておくことです。そのためにも制作前に色見本を作ることはとてもお勧めです。
  • 透明水彩の色塗りの順番は鮮やかな色を薄く塗り重ねていくのが王道ですが、自分の塗り方を探せる楽しみもあります。
NORi
透明感あふれる美しい絵には
本当に言葉を超える感動があります。

水をたっぶり使って
透明水彩の特徴を活かした作品が
美しく仕上がりますように。

【絵を習うには?】水彩絵画教室を選ぶための5つのポイント